これは、球体の発泡スチロールを坂から転がし、
坂の途中に発泡スチロールカッターをセットし、自動で発泡スチロールをカットして作った作品。
ゆっくりと球体がカットされていく様子を子どもたちは興味深そうに観察していました。
カットを2回くりかえすと、4~6個のパーツに分かれます。
球体はキレイな曲線を描いてカットされ、元の球体に戻すのはなかなか難しくなります。
今回は自分の意図した形ではない形に勝手にカットされる…という経験をしてもらいました。
球体をカットしてできたへんてこな形。
「わぁすごい!なんだこれー!」と目を輝かせる子がいる一方で、
「変になっちゃったよ」と落ち込んだりいじけたりする子もいました。
でも、
球体がバラバラになったときに感じた「嫌だなぁ」と思った気持ちが
色を塗って手を動かしていくうちに、なくなっていく…
失敗だと思っていたことが
気に入らないと思っていたことが
実はそうでもなかった
そんな経験が、物事を楽しむ力につながっていきます。
少し話が大きくなりますが、生きていれば
こんなはずじゃなかったのに!と思うこともしばしば。
失敗をチャンスだと思える
つまらないことを楽しめる
物事のとらえ方によって人生はいかようにもなります。
想定外のことに対応できる柔軟な心、そして物事を楽しむ力を
育てて欲しいとおもいます。
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