4月1週目のコマづくり。
ベニヤ板を自分の好きな形に切って…
その後、色々な形に切られたベニヤ板のパーツを本体に貼りました。
小学生の子たちは、頭でどんな形にしようかイメージします。
そうすると、具象的なものを作ろうとする子が多いです。
自分の好きな形に切るまでは、イメージ通り。
でも…
パーツを貼る時に、自分のイメージを崩さないといけなくなります。
なぜなら、自分で切ることができないから。
用意された形はなんだかへんてこな形ばかり…
そこで、最初のイメージとは全く違う作品を作る子もいるし、
イメージに近いものを選びながら作る子もいます。
制限されることは、
一見、窮屈で、想像性のない行為のように思われます。
でも、そうではありません。
いつもとは、ちょっと違う表現の仕方ができます。
制限されると、何でも思い通りに作るときよりも、
手を動かしながら考える時間が増えます。
こんなふうにしたいんだけど、
どうしよう?
こうしてみようかな?
やっぱり、こうがいいかな?
手を動かしながら、
試行錯誤しながら、
頭を使って考えます。
そうすると、表現の幅が自然と広がっていきます。
たまに、そんな制限をつけた制作をします。
写真は蝶々をイメージした小学1年生の作品。
制限があるのに、表現はむしろ自由になっている感じがしませんか?
全てが思い通りになるよりも、 ある中で工夫する方が実は面白いのかもしれません。
そうやって、あるもので工夫する力を育んでいきます。
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